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行動で愛を証明しよう

出版倫理と性表現について女性読者の立場から考えています。性暴力・DV反対!もっと日本が結婚・子育てしやすい国になりますように。

表現規制反対派の不良老人どもを姥捨山へ

今回は問題提起をしようと思いますので、過激なタイトルをつけました。

最近こんな記事を見つけたんです。新宿区議の方が書かれた記事です。

president.jp

この記事自体は、区政を監視するという議員本来の仕事ですので、お書きになった議員の方には敬意を表します。

それは別として、超高齢化社会が到来しているので姥捨山について考えたいと思います。日本は長幼の序があるので、若い世代が年配層に物を申すと「目上に対して失礼だ」と反感を買うのですが、もう猫に鈴を付けないといけない状態になってきている。バブル世代が不良老人と化しており、かつてのイケイケ路線でまだいけると思っているらしいので、どんどんハシゴを外していかないといけない。

私は20代後半に介護をした経験があるのですが、それからは、はっきり「老人・障害者を介護すべき」とは言えなくなってしまいました。しんどかったです。

相模原の精神障害者施設での殺傷事件が起きた時にも「あまり大きな声では言えないけど、これはもうしょうがないかな……」と考えこんでしまいました。もちろん、長谷川豊みたいに「殺せ」とは口が裂けても言えませんが、もう現実として私たちの世代で介護をやりきれない。

子育てはやる価値がありますが、介護はやる意味が見えない。介護相手に対して、相当の愛着・尊敬がないとやらないです。

さてトロッコ問題のようで嫌な思考実験なのですが「老人が10人おり、うち5人を姥捨山に捨てないといけない。誰から姥捨山に送るか?」という問いを立ててみようと思います。

私は表現規制反対派の不良老人から姥捨山に棄老すべきだと思います。例えば、奈良女児殺害事件の小林薫死刑囚の肩を持つ『創』の篠田博之さんや、青少年健全育成条例そのものに反対するマンガ評論家の永山薫さん(『マンガ論争!』)あたりから姥捨山に送るべきだと思うんです。宮台・森岡の男フェミは言うに及ばず。

tsunamiwaste2016.hatenablog.com

いま30代男性の4人に1人が童貞だそうです。

藤沢数希の言論活動は問題も多いですが、このグラフは真実だと思います。

cakes.mu

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男性の「非モテ」と乱暴にまとめられていますが、水色の部分は、現在中年童貞と呼ばれている独身男性層だと思います。

ルポ 中年童貞 (幻冬舎新書)

ルポ 中年童貞 (幻冬舎新書)

 

中年童貞になっている男性層は、おそらく1995年の『エヴァンゲリオン』流行時に「アニメ右翼」と呼ばれていた男性層だと想像します。おそらく20代の鶉まどかさんが「離乳食系男子」と呼んでいる、受動的なオタク青年たち(草食系男子)の系譜だと思います。

tsunamiwaste2016.hatenablog.com

現在「ネトウヨ」と呼ばれている保守男性層と相当な割合で重なっていると思います。おそらく「二次元が俺の嫁」と周囲に言い訳を言ったまま、下のマンガのような困ったおじさんになっているのではないかなと推測します。

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こういうステレオタイプな男性が本当に存在するのかは不明ですが、このマンガを見て思ったのは、

  1. 痩せましょう。筋トレしましょう。炭水化物ダイエットがオススメ。
  2. メガネをコンタクトレンズにしましょう。
  3. 髪を美容院で切りましょう。
  4. ソープへ行きましょう(北方謙三先生みたいですが)。

結婚の効用とは人格的陶冶ですが、それが得られないなら、独善的な性格になってしまうでしょう。社会との折り合いがつかない、不適合者になると思います(「じゃあ、おまえはどうなんだ」と言われそうですが。はい、ごめんなさい、不適合者です)。

かつてPTAが主導した悪書追放運動というものがありましたが、いまのお母さん方は、子どもを産んだら、すぐに保育園に預けて働かないといけない。昨年「保育園落ちた、日本死ね」と言うブログが話題になりましたけど、お母さんたちは悪書は気になってはいても、忙しいので有害図書追放運動なんてできない。森友問題でも大変なぐらいです。

一方で、非婚化でオタク独身男が増えたので、独身男の政治的意見が幅を利かせる。オタク票で当選した政治家もいる(石井苗子参院議員・小野田紀美参院議員・おぎの稔大田区議など)。

ランチェスター戦略では、軍勢の劣っている方が勝っているほうに戦争で勝つには4倍のエネルギーが必要と言われています。既婚女性側はすでに数で劣勢ですから、どんどんないがしろにされていき、独身男の論理ばかりが幅を利かせることになります。これでは日本が、女性や子どもに優しい国にはならない。

ただでさえ減っている子どもをこれ以上迫害してどうする? 日本民族が滅亡してしまいますよ? 介護は移民を入れて解決ですか?

私もいろんな性暴力関係のNPO団体にお伺いして「デートレイプ・マニュアルである恋愛工学が流行っているので、有害図書反対運動をしようと思うのですが、お力添えを頂けませんか?」と相談したりしてみたのですが、近年、有害図書反対運動は退潮著しく、PAPS(ポルノ被害と性暴力を考える会)ぐらいしかやっていないんです。

PAPSもメインはAVです。出版物だと2007年に行った理論社問題』だと思います。

paps-jp.org

性表現を問題視するフェミニスト・母親たちは、いまは有害図書運動ではなく、ツイッターやアマゾンのレビュー欄で批判をする。「本を買わない」という行動を取ります。

出版業界の方が盛んに首をひねる「本が売れない」という現象には、評論家の小田光雄さんが分析しているように、多数の要因があると思うんです(私はまずブックオフと図書館だと思います)。 この本は面白かったです。そのうち書評を書きます。

出版業界の危機と社会構造

出版業界の危機と社会構造

 

「本が売れない」という現象の中には、エログロナンセンス・センセーショナリズムへの批判票・積極的不買という意思表示は必ず含まれているはずなんです。神戸児童連続殺傷事件の少年Aの『絶歌』の件で、幻冬舎太田出版が強い世論の批判にさらされましたが、悪書を出す営利優先の出版社への批判票というのは必ず含まれているはずです。

わいせつ表現に対する社会の目が緩くなったのは、私が覚えている限りだと、宮沢りえの『Santa Fe』あたりからだと思います。20年前の状況を知らない若い層もいると思うのでご紹介しますと、出版当時の雰囲気が、加藤尚武先生(倫理学)の下記の本の第1章に書かれています。

応用倫理学のすすめ (丸善ライブラリー)

応用倫理学のすすめ (丸善ライブラリー)

 

ひさびさに再読して「そういえばあの頃は今よりずっと保守的だったな」と時代を感じました。宮沢りえちゃんがヌードになって、それが芸術っていうことになっていることはびっくりでした。あと菅野美穂ちゃん。あとで後悔していて、かわいそうだった。

その後、本格的なIT時代の到来で、性表現は過激の一途をたどりました。萌え文化の隆盛で、いまやツイッターであらゆる卑猥なロリコン漫画がばらまかれています。 

tsunamiwaste2016.hatenablog.com

tsunamiwaste2016.hatenablog.com

例えばコンビニの成人雑誌について、お母さんたちから「子どもの目に触れないようにしてほしい」という意見がネットでは散見されます。これはもっともなことです。最近千葉市で、オリンピックに向けて成人雑誌にカバーをかけるという試みが始まったそうなのですが、こういうニュースが流れると必ず「表現の自由の侵害だ」と言い始めるオタク男たちがいる。

www.nikkei.com

ヘイトスピーチ規制法でも、表現規制反対原理主義者が幅を利かせていますが、子ども向け成人雑誌の取締りについても、「そんなことをすると戦争への入り口だ」という、とんでもない暴論から始めなくてはならない。

最近も、ヘイトスピーチのカウンター界隈で、こんな議論がありました。

「新しいフェイズに入った」というのは納得しました。ヘイトスピーチ対策法の成立とAV強要問題が国会質疑になったあたりが分水嶺だと思います。潮目が変わりました。

子ども向けの成人雑誌を取締る理由(他者危害原則・不快物非公開の原則)は、先述した加藤尚武先生の著書で平明に説明されています。表現の自由はさんざん主張されてもう分かりましたので、この他者危害原則・不快物非公開の原則の概念のほうを啓蒙すべきです。

ところが藤沢数希や鶉まどかさんが「アヘン」と呼ぶところの、AV・美少女アニメロリコンマンガ等、コンテンツ産業の人たち(老人もかなりいる)が耳を貸さない。

引用:https://www.yano.co.jp/press/pdf/1628.pdf

f:id:tsunamiwaste2016:20170426160919j:plain

「アヘン」を売って生計を立てている不良老人がいる。彼らにとっては売上は善でしょう。しかし社会への影響を考えた時にはそうではない。もう読者の側から「いい加減にしろ」という怒りがある。彼らに対し「姥捨山に捨てるぞ」と脅迫状を書いて、ISBNコードを付けて、彼らの縄張りである書店に置くまで分からないと思う。

現役世代(私のようなIT世代)はネットがあるので、そこでコミュニケーション・コンセンサスを取れているのですが、紙しか読まない年配層にメッセージが届かない。

小田光雄さんが出版業界の閉鎖性を揶揄した「神田村」という表現は、まさに我が意を得たりと感じ入ったのですが、私たち一般の読者からしても、出版業界人が井の中の蛙であることがむしろ問題であり、誰かが猫に鈴を付けに行かなくてはならない。

いつものようにまとまらない記事で恐縮です。私も暗中模索なのです。みんなで考えていかないと答えが見えない問題だと思います。