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行動で愛を証明しよう

出版倫理と性表現について女性読者の立場から考えています。性暴力・DV反対!もっと日本が結婚・子育てしやすい国になりますように。

出版倫理と格差・世代間倫理について(2)

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出版業界の業界誌ということで、『創』と『編集会議』の2誌を書店でチェックしてきたのですが、そのうちの『創』について、先日このように違和感をエントリーにしました。 

tsunamiwaste2016.hatenablog.com

その後も気になって、バックナンバーを確認したりしていたのですが、えらい独善的なんです。

相模原精神障害者施設の殺人事件を問題視する記事を掲載していましたが、私はあんまり大きな声では言えないんですが、「あの事件はしょうがないかな」というふうに思っているのです。もう私たち現役世代に介護をするマンパワーがありません。

どうもこの雑誌の主張を確認すると、精神障害者は介護すべき、小児性愛者は理解して擁護すべき、出版不況は問題だ、表現規制は反対ということみたいです。

しかしそれは、編集長の篠田さん(ご高齢です)や他の著名文化人とかが、この図の左上の世界で考えていることです。

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しかし介護をするのは右下の私たち、小児性愛者の被害を受けるのも右下の私たち性搾取的コンテンツで去勢されたオタク男を押し付けられて苦労させられるのも右下の私たち、悪書のとばっちりを受けて、苦労するのも右下の私たちです。とにかく生活に追われて忙しいので、何にも言わなかったです。不買ということで「勝手にそっちで自浄してよ」と思っていたんですが、誰も言わなかった。言葉にしないと分からないみたいです。

となると、男女差・経済格差以外に、世代間倫理というのが絡んでくるんです。図にするとこうなります。

 

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説明させて頂くと、18歳で線引きをしたのは、青少年健全育成条例有害図書(不健全図書)制度や、青少年保護育成条例で保護できるのが18歳なんです。いま、だから性の自己決定権という点では、いちおう18歳が線引きということになります。18歳以上の女性(男性もですが)は、生殖対象ではないですよ、ということです。

45歳で線引きをしたのは、女性は出産できるタイムリミットというのがあります。閉経には個人差があり、早い人だと40歳前半、遅い人だと50歳だそうです。いちおう中間をとって、45歳で線引きをしました。最近ろくでなし子さんが、たしか46歳ぐらいで出産されたと思います。

60歳で線引きをしたのは、男性が定年を迎える年齢ということで、そこで線引きしました。現役とリタイヤ世代ということになります。いまは60歳以上も働きましょうということになりつつありますが。

このブログを書いても、メッセージを受け止められるまでにタイムラグがあるので、少し前倒し気味で図を作りました。

困ったことに、日本には長幼の序というものがあって、建前としては一応目上の人を敬わないといけないんです。しかし年配世代が身勝手なことばっかり言っている。

原発を作ったのは、中曽根です。いまの男女共同参画社会は「性の解放」世代のジェンダーフリー論者のフェミニスト上野千鶴子とか、森岡さんたち男フェミ)が作りました。この人たちが、好き勝手やって後の始末を子孫に押し付けたんです。

メディアの中で、いちばん影響力が大きいのはテレビです。他にも新聞とか映画とかいろいろあります。いちばんプリミティブ(初歩的)なメディアということで、私は書籍・出版を題材にとって、出版倫理について、受け手(読者)の視点から考察しています。

いまネットでの素人による無料の言論というのがポピュラーです。私もツイッターとブログをやっています。

一方で本づくりのプロたる出版社の編集現場がIT革命で簡素化されて、家庭のノートパソコンでほとんどDTPができる。私も不動産業界で働いていた時に、物件チラシをエクセルで作っていました。かなり高い品質のものができます。

しかし出版業界の編集者という人たちはプライドが高い人たちです。昔は職業ギルド的なものがありました。師弟関係の中で厳しく指導される職業でした。しかし読者側から見ていると、もう作り手のプロフェッショナリズムというのが分からないんです。エリート意識は高いのですが、もうお金を払うレベルではないという仕事が多いんです。

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本が売れないというのはいろんな原因があって、中には積極的不買というのもあります。しかし作り手からすると、自分の担当した書籍のアマゾンのレビューぐらいは見るというレベルだと思うんです。

少子化非婚というのもいろんな原因があって、いちばんは親世代の子育てに原因があったと思うのですが、私はひとりの婚活女性として、性搾取的コンテンツの流行による、男性の未成熟に原因を感じるのです。

森岡さんは元祖草食系男子ですが、私の世代には、草食系男子、オタクが多いのです。コミュニケーション能力に問題があり、受動的です。正義感・責任感が希薄です。美少女アニメ・マンガがたくさん流行してしまったので、ルッキズム(容貌至上主義)が強いです。自分の器もわきまえず「美少女がいい」と理想が高いです。現在、中年童貞と呼ばれている層なのですが、彼らは、有り体に言えば「空から美少女が降ってきて、ぼくの問題を全部解決してくれる」と本気で思っているのではないかと感じる節があります。それぐらい受け身で、身勝手です。これは私だけの感想ではなくて、他にもそのように指摘している女性がいらっしゃいます(鶉まどか著『岡田斗司夫の愛人になった彼女とならなかった私』コアマガジン社、2005)。

同世代を見ていても、女性はまともなんですが、男性がおかしいです。当然、婚活をしていても交際に至りませんし、家庭を持って父親の役目を果たすなんていうのは夢のまた夢です。彼らが父親の役目を全うできない分、女性側がフォローしなくてはならない。女性側の仕事が増えるんです。

同じ民族の中で片方の性にだけ異常が起きる。そうなるとその民族の中で婚姻・出産がうまくいかなくなって、滅亡の原因になる(以前ご紹介した、ベトナムの少数民族モンタニャールの事例は、女性にだけ異常が起きたケースです)。

藤沢数希の一夫多妻制というのはあながち暴論でもないというところまで来ている。

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損する結婚 儲かる離婚(新潮新書)

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それまでうまくいっていた何かがうまくいかない、それに多数の原因がある、といった場合、例えば「本を買わない」「子供を産まない」という側は、沈黙しています。とにかく忙しいから、何かを読んだり、書いたりする暇がないんです。考える暇もないんです。

以前、碇シンジの行動パターンというのをご紹介しましたが、これと似た行動パターンの30~40代の独身男が多いんです。オタクの男の子たちは、美少女アニメの中に幻想を見てしまっている。婚活していても、女性側から合わせないといけないんです。いちばん消極的な男性は、婚活パーティに来ません。いま彼らがやらなくてはいけないのは、自立であり、結婚であり、子育てなのですが、現実逃避している。女は現実的ですが、男の人は空想的です。しかしいま、日本は製造業がポシャって、東芝が潰れる時代になりました。

ですから、受け手に与える心理的影響・社会的影響なども考えて、市場原理一辺倒にするのではなく、男性向けコンテンツの、勧善懲悪的な物語の供給を増やしてもらって、性搾取的なコンテンツを減らしてほしいのです。例えば、ジャンプだったら誌面の9割は勧善懲悪の物語で、ラブコメは1割程度に収めるとか、なんらかバランスを考えてほしいのです。

私みたいな一般女性の立場だと、供給側に節度を求めたいのですが、どうも業界の中の人からそういう話が出てこないんです。実現できるかどうかは別として、まずこういう意見があるということが活字にならないんです。『創』や『編集会議』などを読んで感じたのは、むしろこの人たちが井の中の蛙であり、読者の誰かが猫の首に鈴を付けに行く必要があると思いました。

人は、自分が正視したくないものからは、反射的に目をそらします。性搾取な表現物が流行したせいで非婚化が進む、あるいは幼女強姦事件が発生するということは、コンテンツでメシを喰っているマスコミ業界の方にとっては「不都合な真実」なのではありませんか? ですが耳の痛いことも、積極的に聴いて頂きたいと思います。ありのままの現実を直視して、次にどうするかを考えなくてはいけない。そういう時期に差し掛かっているのです。

私はたまたま藤沢数希「恋愛工学」と森岡正博『感じない男』という二つの筆禍に巻き込まれたのでブログで批判活動をしている一般女性の立場です。非常に男性出版人の鈍感さが負担です。